祝儀袋
思いが伝わる華やかな祝儀袋
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紙パックをアップサイクル
作る手間は 相当なもの
最初の工程は 裁断した紙パックを煮て
フィルムをはがすこと
それを水に溶かして粗く攪拌
繊維を細かくするために もう一度ミキサーで攪拌
その後は 最も大事な紙漉きの工程
大きさは A4またはA3サイズ
均一に漉くには 丁寧な熟練の技が必要
地模様の色紙も 一緒に漉き込む
そして最後に 出来上がった紙を乾かして
反りや厚みのムラを 厳しくチェック
選ばれるのは 祝儀袋に相応しい綺麗なものだけ
そこには 再生の一言では表せない
洗練 気品 美しさが宿る 新しい命が息づく
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祝いの宴に相応しい 華やかさ
デコレーションのパーツは 原料を溶かして
攪拌する時に お花紙を混ぜて漉く
混ぜる色紙の 分量や種類を変えることで
無限の色味を 生み出す
漉いた紙を 細く切った
濃淡2束の 美しい輪結びの水引
型抜きした 花飾り
紐を三つ編みした 熨斗
手書きの「寿」「祝」の 金文字
アクセントに貼られた お花紙
すべてが調和して 華やかさを盛り立てる
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祝う思いを形に
袱紗から取り出し お渡しする時
祝儀盆に 並ぶ時
目を引く 美しく個性的な 設え
昔ながらの 格式の高い 10本結びは
両家が 一つになる願い
アップサイクルは
これからの暮らしに 求められる生き方
新しい一歩を 踏み出す人のために
一つの祝儀袋に 込められた
温故と知新 二つのメッセージ
結婚 進学 人生で一度きりのお祝いの時
祝う人の思いを 確かに届け
贈られる人の 未来を応援する祝儀袋
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